【平均年収828万円】大東建託の給与・ボーナスが高いのはなぜなのか

大東建託という社名からどのような仕事を思い浮かべるでしょうか。大東建託は、まさに名前のとおり「建てて託される」仕事のすべてを網羅する会社です。土地オーナーに対して、その土地を35年一括借上することにより、賃貸経営のさまざまなリスク保証と安心を提供するという、大東建託独自の「賃貸経営受託システム」がビジネスの要となっています。

また大東建託は、ビジネスの2本柱である建設事業と不動産事業を連携することで、資産の承継や活用を考えている土地オーナーに建物賃貸事業の企画・提案から設計・施工を行い、できあがった賃貸建物への入居者斡旋や管理、運営代行までのすべての事業をグループ内で行うことを可能にしているのです。さらにグループ内で蓄積されたノウハウを生かし、時代に合った顧客のニーズをつかんできたからこそ、業界ダントツNo.1の座に長年君臨できているのでしょう。

また大東建託は年収が高いことでも有名で、3000社を超える上場企業の中でも常に上位に位置しています。
では一体どれくらい高いのか、高い理由はなにか、年収の高さ以外のメリットやデメリットはあるのかなどに迫っていきましょう。

ここまで大東建託の年収が高い理由を説明してきましたが、その中でももっとも年収が高いのは、間違いなく営業職といえるでしょう。営業職は契約が取れたら歩合給が入る仕組みになっています。契約が取れなくても毎月の固定給が高い水準で入りますが、そこに歩合給を加えれば年収数千万円も珍しくはなく、「5人に1人が年収2500万円」という夢のような話も実現可能です。

完全に仕事の成果に対する歩合主義をとっているため、自分の実力で成功していきたいと考えている上昇志向の人にはやりがいのある会社といえるでしょう。ただし契約件数ゼロが続いた場合には、固定給も下がるということには注意が必要です。

年収の高さばかりに目を奪われがちですが、就職・転職を検討するにあたり気をつけなければならないことはないのでしょうか。

大きなリターンが期待できる営業職ですが、飛び込み営業であることを必ず確認してから入社した方がギャップは少ないでしょう。社長自身も「我々の顧客開拓方法は飛び込み営業です」と明言していますが、その営業スタイルが今後のリピート顧客獲得に繋がっていくのです。毎日午前中は、厳しい管理体制のもとで、皆で飛び込み営業に行くというこの営業スタイルになじめるかどうかが、1つの分岐点となるでしょう。

また、常務曰く「大東建託は社長の号令1つで動く社風」とのことなので、この点に関しても好みが分かれそうです。ただ間違いなくいえるのは、自ら動いて成果をあげた人に対しては必ず報酬を出す会社、ということです。目に見える形での報酬にモチベーションが上がる人にはぜひオススメの会社だといえるでしょう。

ここまで大東建託の年収面を見てきました。ただ就職先、転職先として年収の高さだけで決めることはできません。その他にメリットは無いのでしょうか？

大東建託は現在、その独自のビジネスモデルと豊富な資金で新しい試みにどんどん取り組んでいます。たとえば、ITを活用した不動産の仲介を先んじて始めたのも大東建託です。テレビ電話を介して、自宅で宅地建物取引士の説明を受けられるサービスや、店舗に赴かなくてもVRで物件を内見できるサービスなどの先進的な取り組みに注目が集まっています。

また最近では、海外不動産賃貸事業への進出にも動き出しました。2018年から4年間で500億円分の海外不動産を取得し、賃料収入を得る構えです。人口増加や経済成長が期待できるベトナムやフィリピンなどの東南アジアでの不動産取得により、大東建託はますます安定収入が見込めるでしょう。

結論的には、努力や覚悟は必要ですが、就職・転職先として素晴らしい企業であるといって問題ないでしょう。

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