損益計算書(PL):営業利益は2兆4675億円
トヨタ自動車(トヨタ)の2019年3月期の売上高は前期比2.9%増の30兆2256億円と日本企業初の売上高30兆円越えとなりました。営業利益は2兆4675億円で同2.8%増でした。
売上原価は前期比3.6%増で、粗利率は同0.6ptの悪化。販管費は同3.7%減で、営業利益率は8.2%と前期と変わりませんでした。
なお、トヨタはニューヨーク証券取引所に上場しているため、会計基準は米国会計基準(SEC基準)を採用しています。日本企業では他にキヤノンや野村HD、富士フイルムHDなどが採用しています。
連結販売台数は、北米が最も多く274万5000台(30.6%)、次いで日本が222万6000台(24.8%)、アジアが168万4000台(18.8%)となっています。全体の台数は増加していますが、北米と日本は減少。アジアで大きく伸ばしています。
なお、2018年度の世界自動車メーカーの売上高ランキングでは、トヨタはドイツのフォルクスワーゲングループの30兆7547億円に次ぐ2位となっています。前年度の首位から陥落となりましたが、引き続き世界的を代表する自動車メーカーです。
(出典:オートモーティブ・ジョブズHP【2019年版】世界自動車メーカー売上高ランキング ―トヨタは30兆円超えも、2位に後退(2019.05.31))
セグメント分析:国内売上比率は24.4%。金融事業が成長。
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コンサル会社員をしながら、副業ライターとして執筆活動を行っています。証券アナリスト取得を目指し日々邁進しております。