【19年11月期】マネーフォワードの赤字が過去最大! それでも株価が上がりそうな理由
家計簿アプリを軸に個人向け・法人向け金融系のウェブサービスを提供するマネーフォワード。2019年11月期決算では最終赤字が25億円に拡大し経営悪化かと思いきや、期首時点で予想した範囲内。株価も右肩上がりを続けています。なぜこのような赤字経営が問題にならないのでしょうか。同社の財務状況とビジネスモデルを検証します。
【19年3月期】大規模投資でZOZOは復活するか 利益の減少、在庫回転率の悪化は?
会員制割引サービス「ZOZOARIGATO」、採寸ボディスーツ「ZOZOSUIT」、完全カスタムの「2Bスーツ」、欧米展開――。新しい事業を矢継ぎ早に展開してきたZOZOが、見直しや撤退を迫られたのが2019年3月期でした。現在の課題と見通しについて、財務データを基に分析します。
【19年12月期】大幅赤字のホットリンク Twitter社とパートナー契約結び「PGRパッケージ」展開
ビッグデータによるマーケティング支援を行うホットリンク。19年12月期は過去最高売上でしたが、プライバシー保護規制で売上原価が急増するなど収益構造の悪化で赤字に転落しました。20年12月期は既存事業のリストラとともにSNSマーケティングの新規事業を実施予定です。財務諸表などに基づく会社の現状と課題を整理します。
【19年8月期】海外ユニクロ絶好調 ファーストリテイリングの業績をけん引
2001年ロンドンに海外1号店となるユニクロをオープンし、2019年8月期には海外店舗数1379店舗にまで成長したファーストリテイリングの海外事業。近年は毎年のように過去最高売上高を記録しています。ファーストリテイリングの財務分析をベースに、その強さに迫ります。
【18年12月期】2019年度は赤字計画! ユーザベースの有報から「大胆な挑戦」を読み解く
B2B向けデータベース「SPEEDA」と、B2C向けメディア「NewsPicks」の両輪で事業を進めてきたユーザベース(UZABASE)が、2018年12月期の有価証券報告書を公表した。2018年7月に米「Quartz」を買収。業績好調の中、将来のさらなる成長に向けて「大胆な挑戦」を行う決断をしたようだ。
【20年1月期】売上利益が過去最高の積水ハウス 増収増益予想も「内紛再発」で株価急落
大手ハウスメーカーの積水ハウス。2020年1月期は海外事業が大きく伸び、売上利益が過去最高を更新しました。2021年1月期も増収増益予想ですが、経営をめぐる内紛再発が報道されて株価が急落しました。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
【19年12月期】LINE、初の営業赤字 気になるユーザー数の伸び悩みと財務状況の悪化
2020年10月にZホールディングスの子会社として経営統合予定で、5月に上場廃止を控えるLINEが2019年12月期決算を発表しました。上場以来初の営業赤字を390億円計上。激しい競争環境の下でライセンス料やマーケティング費用が重荷になっていたことが分かりました。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
【19年3月期】ニチイ学館、業績下方修正で株価下落 赤字事業のリストラいつ終わる?
2019年3月期に11期連続増収を達成したニチイ学館。2020年3月期の上期決算でも「5年連続 過去最高上期売上高を更新」など好調ですが、特別損失の計上などで利益が低い水準のままです。これは赤字事業のリストラ費用がかさんでいるため。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
【20年3月期】過去最高業績の野村総研 コロナの影響は限定的、テレワークなど新たなビジネスチャンスも
国内最大手のシステムインテグレーター、野村総合研究所(NRI)。20年3月期は売上・営業利益ともに過去最高となりました。21年3月期はコロナ禍の影響が心配されますが、事業の性質上リスクは低めで、テレワークや非接触サービスなどの事業機会も生まれそうです。財務諸表等を基に会社の現状と課題を整理します。
【18年12月期】電通、株価の回復見込みはあるか? 19年度は2回目の業績下方修正
ラグビーW杯日本大会の成功を支え、東京五輪を控える電通。売上高に当たる収益は伸長しているものの利益率は悪化し、2019年8月と12月に相次いで通期予想を下方修正しました。海外事業のリストラ発表後も株価は下落。今後回復の見込みはあるのでしょうか。財務諸表や決算説明資料を基に会社の現状と課題を整理します。
【19年6月期】メルカリが最終赤字137億円を計上 今後は「3事業」に選択と集中
2018年6月19日の東証マザーズ上場から1年強。2019年6月期のメルカリには、ヨーロッパ市場からの撤退や、サッカーJリーグチーム「鹿島アントラーズ」の子会社化などがありました。売上は好調であるものの、相変わらずの積極投資で2019年6月期も赤字決算となっています。
【18年8月期】売上高成長率50%超のSHIFT エンタープライズ顧客の大型化で業績絶好調
ソフトウェアの品質保証を専門とするSHIFT(シフト)が業績絶好調で、人材採用を積極化しています。ソフトウェアテスト業というユニークな分野で、世界No.1のポジションをねらう同社の2018年8月期決算を振り返ってみます。
【財務分析】世界最大のアパレル企業だったレナウンはなぜ経営破綻したのか
バブル期には「世界最大のアパレル企業」を誇りながら、百貨店依存の販売で業績を落とし、経営破たんしたレナウン。2020年12月期に黒字回復という楽観的な予想を立てていたにもかかわらず、なぜ破綻してしまったのでしょうか。財務諸表や企業口コミなどを基に、民事再生手続きに至った理由を整理します。
【19年3月期】業績好調のANAホールディングス 懸念は「五輪後の需要減」
航空業界で売上高トップを誇るANA(全日空)グループ。近年のインバウンド増加と国内路線の発達により売上高が増加しています。来年以降も東京五輪を皮切りに訪日外国人が増えることが予想されます。持株会社ANAホールディングスの財務諸表や決算説明会資料を基に、会社の現状と課題を整理します。
【19年3月期】日産が1.2万人の大リストラ発表 「量から質へ」に成功するか?
日産自動車が、グローバルで計1万2500人に及ぶ人員削減を含むリストラ策を発表しました。業績の低迷、収益性の低下を受けて、いよいよ「膿を出し切る」大改革を行うようです。財務諸表を中心に会社の状況をまとめます。
【20年2月期】「グローバルワーク」のアダストリア コロナ禍による店舗売上減を自社ECでカバーできるか
カジュアル衣料品等のSPA(製造小売)ブランドを国内外で展開するアダストリア。「グローバルワーク」や「ニコアンド」などの好調で20年2月期は大幅増益でしたが、コロナ禍で20年3月の店舗売上高は前年比約76%と厳しい状況に。これを成長中のECがどこまでカバーするか。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
【20年3月期】オムロン、減収減益も株価上昇 「コロナ後の成長機会」に期待集まる
オムロンは家庭用電子血圧計や体温計などの健康医療機器で知られていますが、利益の大半を産業用オートメーションに使用する制御機器が生んでいます。2020年3月期はコロナ禍の影響で売上が下がったものの、今後の展開が期待され株価は急騰しています。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。
【19年3月期】NHKの事業収入の9割は受信料 人口減にどう対応する?
日本唯一の公共放送であるNHK。収入のほとんどは受信料で、特殊法人として営利活動を行うことはできませんが、連結子会社による周辺事業で利益があがっています。今後予想される人口減の中、どのような形で組織や事業を維持していくのか。さまざまな議論があります。
【19年3月期】減収減益の富士通は「構造改革路線」継続中 社員は増益に期待
国内ITベンダートップで、世界を代表する総合エレクトロニクスメーカーである富士通。就職人気ランキングにも名を連ねる人気企業ですが、2019年3月期決算は減収減益となり業績が芳しくありません。財務諸表から富士通の現状と将来を分析します。
【19年12月期】面白法人カヤック、2期連続赤字 20年12月期は黒字転換できるか
面白法人を掲げてユニークなコンテンツとコミュニティを開発運営するカヤック。ソーシャルゲームの競争激化等や開発遅れ等もあり、直近の決算では増収ながらも2期連続赤字となり株価は安値圏で推移しています。決算や財務から現状の分析と今後のポイントを整理します。